EhcacheとTerracottaでキャッシュレプリケーション(1)導入
ネット上の情報が断片的だったので実際にやってみた。
【記事概要】
Terracottaサーバでキャッシュレプリケーションするために、まずはTerracottaサーバをたてる。次にEhcacheを利用するアプリケーションを作りTomcat上にのせ、Ehcacheで管理するキャッシュがレプリケーションされていることを確認する。
【概要図】
【登場人物】
・CL:ブラウザからAPサーバ1号機へアクセスする人・またAPサーバ2号機でキャッシュレプリケーションできているか確認する人
・APサーバ1号機:CLからアクセスされる人・またキャッシュデータを作る人
・APサーバ2号機:Terracottaサーバ経由でAPサーバ1号機のキャッシュデータ内容を貰う人
・Terracottaサーバ:APサーバ1号機内のキャッシュデータ内容をAPサーバ2号機へ渡す人
【今回の記事のゴール】
・AWSインスタンス上にTerracottaサーバをたてる。
・Ehcacheを利用するアプリをつくり、Tomcat上にのせる。
・CLからAPサーバ1号機にアクセス。その後CLからAPサーバ2号機に1号機で設定されたキャッシュ内容がレプリケーションされていることを確認する。
【手順】
1.Terracotta・Ehcacheの資産(.tar.gz)を用意し定義体も用意する。またTerracottaはTerracottaサーバにインストールする。
2.Ehcacheを使用するアプリケーションを作りAPサーバ1・2号機に配備する。
3.動作確認を行う。
【動作環境】
APサーバ:
[OS] Amazon Linux AMI 2014.03.1
[webサーバ] Apache 2.2
[Ehcache] ehcache-core-2.6.8
[SLF4J(Ehcacheに同梱されている)] slf4j-api-1.6.1 , slf4j-jdk14-1.6.1
Terracottaサーバ:
[OS] Amazon Linux AMI 2014.03.1
※AmazonLinuxにはX Window Systemが入っていないため、Terracottaの状態監視を行うGUIツールの起動ができない。CentOSやRHELであればX Window Systemを入れられるのでGUIツールの使用が可能となる(はず)。
[Terracotta] terracotta-3.7.7
次はEhcacheとTerracottaの資産を用意し、Terracottaサーバをたてる。